殻付き牡蠣を食べた後、困るのが残された殻。大きくて固いので、捨てる時にガサばったり、ゴミ袋に穴が空いてしまって汁が垂れる事もしばしば。それに、そのまま置いてると臭いも気になりますよね…
好きだけど、殻付きじゃないのが良いなぁ。と思う人もたくさんいるかと思います。しかし、その殻がとても貴重な資源だったとは…。
特に、農家の方々には牡蠣の殻が重宝すると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
牡蠣の殻は畑に活用しましょう
牡蠣の殻は海のミネラルを豊富に含んだ天然の有機石灰です。
土壌を酸性からアルカリ性に傾けて植物が育ちやすい環境を作るのに役立ちます。
よく、牡蠣殻の肥料が売られていますが、畑をアルカリ性に変えて、食物を育ちやすくしているのですね。
牡蠣殻の再利用方法
- 食べ終わった殻を鍋に入れて、10分煮沸します。
- それを3回繰り返してください。
- その後、1日天日干しします。これで塩抜きの完成です。
- トンカチで砕いても、そのままでもいいので、畑にまくだけです。
川に沈めて活用しましょう
牡蠣の殻は川をキレイにしてくれます。牡蠣の殻に住み着く微生物によって、アンモニアなどの有害物質や川の汚れを食べてくれるのだそう。
実際に川に牡蠣の殻を沈めている地域では、毎年水質調査をしていて、アンモニアなどの有害物質が標準以下になるなど、しっかり浄化されているそうです。
川への活用方法
- 殻の汚れを洗い、貝柱等もキレイにはずします。
- 煮沸を3回繰り返します。
- 約1ヶ月間、外に置いておきます。(海の微生物をおとすため)
- ネットや網に入れて、用水路に沈めておきます
まとめ
牡蠣は栄養たっぷりですが、牡蠣殻も様々な栄養やミネラルを豊富にふくんでいるため、捨てずに、活用する事をおすすめします。
畑や、水路に活用し、さらに美味しい野菜やお米ができると嬉しいですよね!!
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